略歴
1979年(昭和54年)、広島生まれ。大学卒業後、製鉄会社の子会社の海運会社に丸9年勤める。
退職後、大阪で起業を試みるが断念。
実家に帰る直前に初めての一人旅してみようと思い立ち、ゲストハウスと出会い感銘を受ける。
帰宅から半年後、2015年5月に株式会社設立、同年11月にゲストハウスを開業。
2019年に会社を他者に譲渡し、自身は宿の運営からは身を引き現在に至る。
運営していた宿の口コミ評価
宿を運営していた時、”Booking.com” の口コミ評価において
3年連続 9.7点/10点満点中 の評価をお客様から頂く。
自分の運営していた宿だけではなく、他の宿(ゲストハウス以外のホテルや旅館など)の施設の作りや口コミの内容から、どうすれば高評価の口コミが得られるかを研究する。
口コミには無関心だった過去の私
私が社会人になったとき、2003年頃だったと思いますが、初めて大手予約サイトを使って、宿の予約をしました。
その頃の私は世の中に溢れる広告を目を輝かせて見ていて、他の人が書いた口コミは全く見ていませんでした。
それがスマートフォンが現れ、パソコンの機能を携帯し、どこでもインターネットができるようになったときから、なんでもすぐに調べるような生活に変わりました。
それに伴い、街中でも家でもインターネットが何かを選択する際の情報をくれる大切な補助器具になりました。
口コミを信頼するようになったキッカケ
インターネットを補助器具として使いながら生活するようになってからも、私自身はしばらくは他の人が書いた口コミは参考にはしていませんでした。
サクラを使ったマーケティング手法のことが頭の片隅にあったのかもしれません。
それが無くなったきっかけは、googleに書かれた口コミがなかなか消去できないという記事を見てからだったと思います。
どこの大手予約サイトも同じですが、口コミはお客様の個人的な感想なので消去できません。
それが、言いがかりに近いような口コミでもです。
その記事を見たあとは、レストランでも宿でも何かを選択する場合には口コミが自分にとって重要な情報になりました。
口コミを書かれる立場になって
その後、自分の宿を開業し、今度は私自身が口コミを書かれる立場になりました。
有難いことに、多くのお客様からお褒めの口コミを書いていただきました。
ですが、悲しい内容の口コミを書かれることもありました。
たった1件の口コミに思い悩み、インターネットで対策を調べてみても分からず、日々、その口コミを書かれたお客様の理由を考えて考えて、なんとか折り合いをつけることができました。
そのとき思ったのは、対策が分からないことが一番怖いということでした。
対策が分からない状態で宿を運営しているときは、また低評価の口コミを書かれるかもと思い、仕事自体も楽しくありませんでした。
このサイトを作ろうとした理由
このサイトを作ろうと思った一番の理由は、私と同じように口コミで悲しい思いをしている人に、お客様の書かれた口コミと折り合いをつける手助けになればと思ったからです。
宿の運営的な理由や、場所や施設のような物理的な理由で取り入れることが難しい項目もあるかもしれません、ですが、低評価の理由が分かれば、なぜだろうと思い悩むことはありません。
宿の仕事は日々、世界中のお客様と接することができる素晴らしい仕事です。
口コミの仕組みを理解して、悲しい気持ちに引きずられるより、高評価の口コミを原動力として毎日楽しく働ける環境になることを願っています。
最後に、このサイトを作るきっかけにもなった、ゲストハウスを開業する際にご協力していただいた皆様、宿にご宿泊していただいたお客様、苦楽を共にしたスタッフの皆様、そしてイラストを書いてくれた妻に深く感謝申し上げます。