完璧を目指す姿勢を見てもらう

完璧な清掃と完璧を目指す姿勢

完璧な清掃を目指す姿勢

どんなに気をつけて清掃していたとしても浴室やベッドにスタッフの髪の毛が残ってしまうことがあります。

 

レンタルシーツの会社から納品されるクリーニングされたあとのシーツに髪の毛が残っていることもありますし、完璧な清掃などは現状では実現困難なのではないでしょうか。

 

だからといって許されるものではありませんし、完璧な清掃を目指すことを諦めるなんてもってのほかです。

 

完璧な清掃をするためにできる限りのことをする

 

ここまでしているなら万が一髪の毛が残っていても不慮の事故のようなものだとお客様に納得していただけるような、スタッフの姿勢を見ていただくことが大切です。

 

宿を信頼してもらうためには

清潔感に不満を言われるお客様の口コミをよく見てみると、宿自体に対して不信感を持たれていることが多いようです。

 

不信感を持たれていると、スタッフが清掃に手を抜いているのではないかと思われてしまいます。

 

ある宿ではチェックアウトの最終時間に清掃員全員がお客様に向けてお礼と今から清掃活動をすることを言う宿もあります。

 

これもお客様に宿を信頼してご利用していただくための工夫の一つだと言えます。

 

信頼して利用していただくためには、宿側が完璧な清掃を目指していることを理解していただく必要があります

 

それと同時に宿側のスタッフも人間なのでミスをすることを理解していただき、その理解の上でミスがあったときの対処方法を伝えます。

 

これは時間があれば口頭で伝えてもいいですし、時間が無ければ読んでほしい注意書きとしてお客様にチェックインのときに渡してもいいです。

 

お客様に選択権がある状態にする

具体的に書くと、宿側の清掃基準について説明し、その上で、もし客室内に入ったときに清掃に不備があった場合は連絡していただければ再清掃させていただくことお客様に伝えればお客様に宿のことを信頼していただけます。

 

もちろん再清掃を行うスタッフの手配など、業務上の負担はあるかと思います。

 

ですが、シーツならシーツだけ、シャワー室ならシャワー室だけのように部分的にでも清掃する工夫が宿側でもできます。

 

何よりも避けなければいけないことは、お客様が不満に思っていることを心の中に留めたままチェックアウトされることなのです。

 

スタッフの項目の3.「スタッフに聞きやすい、頼みやすい環境作り」にも書いてありますが、肝心なことは、スタッフを頼るかどうかの選択権をお客様側にある状態にすることなのです。

 

ポイント

 

□ 不信感を持たれないように、真摯な姿勢をお客様に見ていただく

□ 再清掃もできることをお客様に知ってもらうと信頼を得ることができる

□ 常にお客様に選択権がある状態にしておくこと Part.2