施設と設備:「快適さ」との違いとは

施設と設備は「おしゃれさ』と『新しさ』

統一感があるデザインとコンセプト

口コミの項目の一つに「快適さ」の項目があります、「施設と設備」の項目とはどう違っているのでしょうか。

 

お客様に書いていただいた口コミを見させていただくと、「施設と設備」の項目には「おしゃれさ」「新しさ」があるかどうかが、評価する際の材料の一つになっていることが分かります。

 

統一された外観や館内のデザイン、館内で販売している小物のデザインがおしゃれだったり、客室内の電化製品が新しいものかどうかも評価を上げる要因となります。

 

ただ一点注意があるのですが、やみくもに新しいものや小物は置かないでください。

 

この項目で評価を上げるには統一感のあるコンセプトがあるかどうかが重要になります。

 

なのでプロのデザイナーに依頼してコンセプトとデザインを考えてもらう方が間違いありません。

 

ですが、また一から館内のイメージを丸ごと変更するのはとても大変です。

 

現在の建物を使って、なるべく大掛かりにならない方法で、おしゃれさを取り入れるためには、どうすればいいでしょう。

 

館内の本来のデザインを取り戻すため、後から付け加えたような、余分になっているものを排除し、現状の館内のデザインにマッチした家具や備品を選んでみてはどうでしょうか。

 

古い建物には古い建物にしかない独特の素晴らしい雰囲気があるものです。

 

建物が持つ本来のデザインを大切に

どうすればお客様がおしゃれさや新しさを宿に対して感じていただけるでしょうか。

 

そのためには、スタッフやオーナーが宿の施設と設備、客室に愛着を持つことが大切です。

 

一度、宿を設計した会社のデザイナーや設計士にどうして、こういう色を使っているのかとか、デザインの意味をスタッフ全員に説明してもらう機会を設けると効果的です。

 

宿の建物の構造や特性について、詳しく知っているのは、設計士、オーナーぐらいしかいないのではないでしょうか。

 

壁も柱も窓も全て、何かしらの理由があって選ばれて使われているはずです。

 

スタッフが自分の宿のデザインや構造を深く知り、自信を持てれば、こういう意味があってこのデザインはあるのだから、この場所には小物類は置かないほうがいいと考えられるようになったりもします。

 

また宿を運営していると日々お客様からの苦情やアドバイスがあり、日々少しずつ館内は変化していくものです。

 

気がついたらゴテゴテの張りぼてみたいになってしまうので、注意しておきましょう。

 

ポイント

 

□ コンセプトがあるデザインがあると評価は上がる

□ デザインが優れているとスタッフも宿に対して愛着を持ってくれる

□ ハリボテになり易いので、設備や備品を追加するときは慎重に