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ロケーションは一番下がりやすい項目
一番遠慮なく低評価をつけられる
ロケーションの項目は、お客様が全ての項目の中で一番評価をしやすい項目でもあります。
評価しやすいということは、お客様の心理では、何となくの主観ではなく自分の意見が客観的だと思いながら評価しているということなのです。
お客様は自分は客観的に判断していると考えていますので、一番遠慮なく低評価をつけられる傾向があります。
スタッフや清潔感などの他の項目だと、たまたま運悪く汚れなどを見つけてしまっただけかもしれませんし、不可抗力の余地が残りお客様が評価を低くすることに絶対的な自信が持てないのです。
宿の周りも含めて評価される
ロケーションの項目は、お客様自身は客観的に評価を判断していると思われていますが、実際には主観的に判断しているところが、この項目の難しいところです。
客観的にロケーションの項目を評価すれば駅直結の宿はこれ以上、交通機関との距離を縮めることができないので満点になるはずですが、実際の評価は違っています。
例えば、もし駅の周りが寂れていて夜ご飯を食べられるお店の数が少なかったら、お客様のロケーションの評価は下がってしまいます。
つまり、この項目は自分の宿だけではなく、宿の周りも含めて評価される項目だということなのです。
なので宿のロケーションを説明するのに宿の場所だけを説明していては評価が上がらないのです。
また自分の宿が素晴らしくても、周囲の環境が良くなかったら評価が下がってしまうこともあります。
自分の宿以外を変えることは難しいですが、ご予約を検討されているお客様に、自分の宿の周囲の情報を、デメリットもメリットも合わせて正確に伝えることがロケーションの評価の向上に繋がるのです。
デメリットとメリットの例
宮島の宿のデメリットとメリット
【デメリット】
厳島神社には近くて夜も静かだが、コンビニもなく夜にちょっとした買い物もできない。
【メリット】
夜は観光客が少なく、ゆっくり夜の宮島を観光できる。
駅の近くの宿の場合のデメリットとメリット
【デメリット】
人通りや車通りが多く、夜だと治安に不安を感じることがある。景勝地などの観光スポットからは遠くなる。
【メリット】
夜でも営業しているお店が多く、コンビニもあり、駅へのアクセスが良いので、行動的に旅行ができる。
こうしてデメリット、メリット両方を説明してもらえると、宿泊先を決める際に参考になりますし、書いてあるデメリットも事前に心構えができているので、実際の旅行の最中に不安になることがありません。
□ ロケーションは評価が下がりやすい項目
□ デメリット、メリットを正確に伝えると評価が上がる