宿の売り

宿の売りとお客様から見たメリット・デメリット

職場の中の好きな場所

自分の宿の売りとは何でしょうか。

 

宿で働くスタッフやオーナーは自分の宿の売りをどれだけ言えるでしょうか。

 

このことは宿で働くスタッフ及びオーナーなど宿の運営に関わる人間がどれだけ自分が働いている宿を愛しているかどうかで変わります。

 

一度スタッフの皆さんに自分が働く宿の、好きな場所を聞いてみてください。

 

どこにもない、なんて結果になっても悲しまないでください。

 

まずは皆んなで好きだと思える素敵な空間を一箇所でいいから作ってしまえばいいのです。

 

一箇所でも好きだと思える場所が自分が働く宿にあれば、きっと他の場所も好きと思えるように工夫改善をする意欲が起こります

 

反対に自分の宿の売りをお客様から教えていただくこともあります。

 

お客様が宿で働く側の人間が宿の売りだとは思ってもいなかった部分に感動されることもあります。

 

これもお客様と積極的にコミュニケーションを取らなければ分からないことです。

 

スタッフのお気に入りの素敵な場所が宿の売りになり、そんな素敵な場所をスタッフが「自分の好きな場所なんです」と伝えれば、お客様に共感を生み、思いがけないお得感を覚えていただけるのです。

 

お客様ごとのメリットとデメリット

またデメリットと引き換えにして手に入るメリットを宿の売りにすることもできます。

 

例えばお客様が時間に余裕があるのであれば、駅から離れた宿の方が土地の価格が安いのでより大きい建物が作れ、客室が広くゆったり泊まれます。

 

逆に、時間に余裕がないのであれば、客室は狭くはなりますが、駅の近くの宿の方が便利に行動できます。

 

それぞれのアピールポイントつまり宿の売りを予約サイトにしっかりと明記しましょう。

 

駅から近いというメリットを逆にデメリットとして捉えられるお客様もいらっしゃいますし、逆にデメリットと宿が思うようなこともメリットに捉えられるお客様も同様にいらっしゃられます。

 

ではデメリットを知りつつ、デメリットによって発生する、または得られるメリットを選択されたお客様の心理はどうなるでしょうか。

 

単純なようですが、得られるメリットは、自分で得たいと願ったメリットとなり、お客様の旅の目的に変わり、宿の売りとなり、宿泊中もお客様はメリットを意識しながら滞在されますので、ご宿泊後は高い満足感からお得感を覚えていただけるようになるのです。

 

ポイント

 

□ スタッフのお気に入りの場所があれば、全ての場所にいい影響を与えてくれる

□ メリットだけではなく、正直にデメリットも正確に伝えること